案山子について
■ 「真生活」が二年後に発見されたボカロP
案山子は、2017年から活動するボカロP・音楽クリエイターです。2017年6月公開の「ガウスとアール」で投稿活動を始め、初音ミク、音街ウナ、flowerなどの歌声合成を使用してきました。神秘的で少し湿度のある音作り、現実と夢の境界を漂う歌詞、細く感情的なメロディーが特徴です。
活動初期には「啼くowl」「隣の残花」「雨を待つ。」「水中都市」「口笛番外地」などを発表しました。「啼くowl」は自身初のVOCALOID殿堂入り曲となり、夜、孤独、言葉にならない感情を、ギターと電子音の入り混じるサウンドで描いています。
■ TikTokから広がった「真生活」
最大の代表曲「真生活」は2019年、1stアルバム『rouge』に収録された初音ミク曲です。発表直後ではなく、約2年後の2021年夏頃からTikTokを中心に使用動画が増え、Spotifyバイラルチャートで1位を記録しました。過去曲が短尺動画から発見され、サブスクリプションへ波及した象徴的な例です。
「真生活」は、失った相手や過去の幸福へ戻れない人物を描きます。題名は“新生活”と響きが近い一方、現実と向き合う「真」の生活という皮肉も感じさせます。初音ミクの細い声、浮遊するピアノ、抑えたビートが、夢から覚めきれない感覚を作ります。
■ 色を冠した作品と繊細な調声
案山子はミニアルバム『blue』、アルバム『rouge』など、色を作品のまとまりへ使用しています。「juicebox」「vow」「啼くowl」など英語題と日本語詞を組み合わせ、若者の関係、記憶、身体感覚を短い情景で示します。
使用する歌声合成ごとに人物像を変え、初音ミクでは透明感、音街ウナでは幼さと鋭さ、flowerでは中性的な強さを生かします。完全に人間らしく滑らかにするより、少し息の届かない発音を残し、夢の中の人物が歌うような距離を作ります。
カラオケや歌ってみたでは「真生活」「啼くowl」が特に人気です。極端な高音だけでなく、細かな音程、息を含む弱声、サビで感情を広げる段階が難所です。声量を最初から上げず、Aメロの空白を保つと原曲へ近づきます。案山子は、一度の爆発的な宣伝ではなく、作品が時間を越えて発見されることでブレイクした、SNS時代のボカロPです。
案山子の楽曲情報
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
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掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 60曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- 40mP 24曲
- Giga 24曲
- YOASOBI 22曲
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