小沢健二について
■ フリッパーズ・ギターから“渋谷系の王子様”へ
小沢健二は、神奈川県出身のシンガーソングライター、作家です。東京大学在学中、小山田圭吾らとロリポップ・ソニックを結成し、後にフリッパーズ・ギターへ改名。1989年にメジャーデビューしました。
フリッパーズ・ギターは、ネオアコ、ギターポップ、ソウル、映画音楽など海外の膨大な音楽を引用し、日本語のポップスへ再構成しました。1991年の解散後、小沢は1993年に「天気読み」でソロデビューします。
■ 『LIFE』と1994年の連続ヒット
1994年のアルバム『LIFE』は、小沢健二の代表作です。「愛し愛されて生きるのさ」「ラブリー」「ドアをノックするのは誰だ?」「今夜はブギー・バック」などを収録し、ソウル、ファンク、ヒップホップを明るい日本語ポップスへ変えました。
スチャダラパーとの「今夜はブギー・バック」は、日本語ラップと歌ものを自然に接続した重要曲です。小沢のメロディーと、BOSE・ANIのラップが交互に現れ、クラブの夜と恋愛を会話のように描きました。nice vocal版とsmooth rap版があり、どちらの名義を中心にするかで構成が異なります。多数の歌手、ラッパー、バンドにカバーされ、日本のヒップホップとJ-POP双方の定番になりました。
「ラブリー」はBetty Wright「Clean Up Woman」を思わせるグルーヴとホーンを使い、日本語の長い言葉を休みなく乗せます。「カローラIIにのって」はCMから大ヒットし、日常の小さな出来事をポップソングにしました。
■ 華やかさから沈黙、そして帰還
1996年の「強い気持ち・強い愛」「痛快ウキウキ通り」では、ストリングスと大規模な編曲を使用。一方、1998年のアルバム『Eclectic』以降は活動の表舞台から距離を置き、ニューヨークを拠点に生活、執筆、環境や社会に関する活動を行いました。
2010年にライブ「ひふみよ」で本格的に復帰。2017年には「流動体について」、2019年には17年ぶりのオリジナルアルバム『So kakkoii 宇宙』を発表しました。近年は、自身で舞台美術、文章、照明、配布物まで設計するライブを行い、音楽と文学、家族、都市、社会を一体で表現しています。
カラオケでは「今夜はブギー・バック」「ラブリー」「ぼくらが旅に出る理由」「強い気持ち・強い愛」が人気です。極端な高音より、長い日本語をビートへ置くこと、語りと歌の間を保つことが難所です。小沢健二は、海外音楽の引用を隠さず、日本の生活と言葉へ作り替えることで、1990年代以降のポップスへ大きな基準を残した音楽家です。
小沢健二の楽曲情報
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- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 60曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
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- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- 40mP 24曲
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