Rainについて
■ 楽曲概要
「Rain」は、大江千里が1988年7月21日に発売した7thアルバム『1234』へ収録した楽曲です。作詞・作曲は大江千里、編曲は大村雅朗。シングル表題曲ではなかったにもかかわらず、槇原敬之、秦基博など多くの歌手にカバーされ、時代を越えて広がった大江千里の代表曲です。
■ テーマ
曲では、雨の中で去っていく相手を引き止められず、言葉にできないまま見送る人物が描かれます。雨は背景ではなく、主人公の声を消し、視界を曇らせ、二人の距離を広げる存在です。相手へ追いつきたい気持ちと、もう関係が戻らないことを知る諦めが同時に進みます。
■ サウンドと歌唱
ピアノ、シンセ、ギター、ベース、ドラムを使った1980年代後半のシティポップ/バラードです。大村雅朗の編曲は、雨粒のような鍵盤と、サビで広がるストリングスによって、都会の夜の湿度を作ります。大江千里の歌唱は、強く張り上げず、言葉が追いつかない人物の焦りを細かなリズムで表します。
■ 再評価とカバー文化
槇原敬之によるカバーをはじめ、秦基博版は新海誠監督の映画『言の葉の庭』エンディングテーマとして広く知られました。大江千里自身も後年、ジャズピアニストとしてインストゥルメンタル版を発表しています。原曲、男性シンガーによる再解釈、アニメ映画との結びつきによって、1988年のアルバム曲が現代の雨ソングとして定着しました。
■ アーティスト内での位置付け
大江千里は、若者の恋愛や都市生活を、ピアノポップと会話のような言葉で描いてきました。「Rain」は、その中でも感情を直接叫ばず、風景と身体の動きへ置き換えた完成度の高い作品です。後年のシングル化やリマスターによって、本人の代表曲として改めて位置づけられました。
■ カラオケで歌うポイント
Aメロは低めで細かな言葉が多く、サビでは男性にとって高い音域へ上がります。男性は数段下げると安定し、女性は原曲キーか少し上げると低音が明瞭になる場合があります。言葉を急いで詰め込まず、雨の中で相手を追う足取りのようにリズムへ乗せます。大江千里版は抑制、秦基博版は声の広がりが強いため、どちらを基準にするか決めてから歌うと表現がぶれません。
Rainのカラオケキー解説
Rainの原曲キーはC#mです。このページでは、Rainの原曲情報と、掲載されているカバー動画のキー差を確認できます。カラオケで歌うときに、原曲キーのままで歌えそうか、どの方向にキー調整すると歌いやすそうかを考えるための参考として使いやすいページです。
Rainの掲載カバー情報は現時点ではありません。このページでは、まず原曲キーや原曲情報を確認し、今後カバー情報が追加されたときに比較できる入口として使えます。RainはJ-POPとして登録されています。
まずは原曲キーと掲載中のカバー例を見比べて、必要に応じてアーティストページもあわせて活用してください。ほかの曲を探したい場合は 曲一覧ページ を、アーティストごとの傾向を見たい場合は アーティスト一覧ページ を確認できます。
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