ねぇねぇねぇ。について
■ 楽曲概要
「ねぇねぇねぇ。」は、ピノキオピーが作詞・作曲・映像を手がけ、鏡音リンと初音ミクを歌唱に用いて2021年8月6日に公開したVOCALOID曲である。5thアルバム『ラヴ』収録曲で、イラストは寺田てら、ギターはヤヅキ。ピノキオピーがオリジナル曲へ鏡音リンを用いるのは約8年ぶりだった。YouTubeで1000万再生、ニコニコ動画でミリオンを達成し、Bilibiliでも日本語楽曲として大きな記録を残した。
■ 楽曲テーマ
リンとミクは夜明けまで会話しているが、互いの話を聞いているようで聞いていない。SNSのメンション、チャット、日常の雑談を交わしても、自分の気持ちは一方通行のまま残る。二人が同じ言葉を繰り返すほど、つながっている感覚と孤独が同時に強まる。
■ アルバム『ラヴ』との関係
『ラヴ』は恋愛だけでなく、自己愛、推しへの愛、人類愛など、現代社会に存在する多様でいびつな愛を扱う。「ねぇねぇねぇ。」では、相手へ関心を持ってほしいという小さな欲望と、会話が成立しているふりをする関係が描かれる。分断や孤独を大げさに語らず、軽い雑談の中へ置く点が現代的である。
■ サウンドと映像
跳ねる電子ビート、ギター、太いベース、短い掛け声を使い、リンとミクのソロが高速で入れ替わる。寺田てらのカラフルな人物イラストと、ピノキオピーの文字演出が、会話の楽しさとすれ違いを同時に見せる。
■ ネット文化とカバー
デュエット形式、短いフック、SNSを扱う歌詞から、歌い手、VTuber、踊ってみたで非常に扱いやすい。二人の関係を友人、恋人、配信者同士などへ読み替えられることも広がりの理由である。
■ カラオケで歌うポイント
二人の掛け合い、高速の言葉、サビの高音が難しい。一人では合いの手やハモリを省き、主旋律を優先したい。二人で歌う場合は声質を無理に似せず、会話のタイミングを正確に合わせる。かわいい声を作って喉を締めず、軽いミックスボイスを使うと安定する。
■ なぜ重要なのか
この曲は、SNSで常時つながっているのに会話が届かないという2020年代的な孤独を、重苦しいバラードではなく軽快なデュエットへ変えた。初音ミクと鏡音リンという長い歴史を持つ二人の音源を使い、古くからのVOCALOID文化と、短尺動画・配信・VTuberを中心とする新しいカバー文化を接続した点でも重要である。
ねぇねぇねぇ。のカバー動画とキー差
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