che:櫻井について
■両声類表現でニコニコ初期を彩った古参歌い手
che:櫻井は、ニコニコ動画の歌ってみた文化が広がり始めた2000年代末から活動してきた歌い手です。男性声と女性声を自在に切り替える「両声類」歌唱で知られ、性別を一聴で判断しにくい中性的な声、芝居がかった表現、キャラクターの演じ分けによって注目を集めました。
活動初期からボカロ、アニメ、ゲーム、替え歌を幅広く投稿し、ニコニコ動画には数十本規模の歌ってみた作品を残しています。女性声を生かした作品では「声優になれ」といった反応も多く、単に音域が高いのではなく、発音、語尾、息遣いまで別人のように変える点が評価されました。
■ひと里との「櫻里」と代表的なコラボ
che:櫻井の知名度を大きく広げたのが、同じく両声類歌い手として知られるひと里とのコラボです。二人で歌った「magnet」は、男性役・女性役を固定せず、声色を入れ替えるような構成で人気を集めました。二人の組み合わせは「櫻里」と呼ばれ、その後も複数の楽曲で共演しています。
また、雨色、ひと里とのユニット「アプランゴー(UP!RUN!GO!)」、HYBRID_SENSEとのユニット「L.I.N.E」でも活動しました。L.I.N.Eではニコニコ大会議2010-2011全国ツアー大阪公演へ出演し、動画投稿者からステージで歌うアーティストへ活動を広げています。
2020年にはひと里、96猫との「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」も公開し、ニコニコ初期から長く続く歌い手同士のつながりを示しました。「KILLER B」のカバーなどでは、女性的な艶、鋭い子音、強いリズムを前面に出しています。
■歌唱スタイルと文化的な立ち位置
che:櫻井の最大の特徴は、音域の広さを役作りへ変えていることです。高い女性声では母音を細くし、柔らかな息を混ぜ、低い男性声では胸声と強い子音を使います。一曲の中で男女の役を切り替えたり、複数人のような掛け合いを作ったりできるため、デュエット曲やキャラクターソングと相性があります。
高音を出すこと自体より、誰が歌っているように聞かせるかを重視する歌い手です。替え歌やゲームキャラクターを題材にした作品でも、原作の人物像を声へ落とし込み、ニコニコのコメント文化と結びついた娯楽性を作りました。
カラオケでche:櫻井の歌唱を参考にする場合、キー差だけでは足りません。同じ音高でも男性声か女性声かで発声が異なり、台詞、声色の交代、ハーモニーを一人で再現する難しさがあります。両声類という表現が歌ってみた文化の一ジャンルとして注目された時期を代表し、後続の中性声・一人二役系歌い手へ大きな影響を与えた存在です。
che:櫻井の楽曲情報
che:櫻井に関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、che:櫻井がカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
現在、このページに掲載されているche:櫻井のカバー曲は2件です。オリジナル曲は0件です。
掲載カバーが多い歌い手 TOP20
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