欅坂46について
■デビュー曲から「従わない」という意思を示したアイドルグループ
欅坂46は、坂道シリーズ第2弾として2015年に結成された女性アイドルグループです。募集時は「鳥居坂46」という名称でしたが、最終オーディション後に欅坂46へ改称されました。2016年4月、1stシングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。アイドルのデビュー曲としては異例の鋭い社会的メッセージと、統率されたダンスによって一気に注目を集めました。
「サイレントマジョリティー」は、周囲と同じ方向へ進むことを求められる若者に対し、自分の意思で道を選ぶよう促す曲です。平手友梨奈をセンターに置き、軍隊を思わせる隊列から一人が前へ出る振付をTAKAHIROが構成。歌、歌詞、衣装、表情、カメラワークまでが一つの物語として設計され、欅坂46の基本的なイメージを決定付けました。
■8枚のシングルが作った独自の世界
欅坂46のシングル表題曲には、「世界には愛しかない」「二人セゾン」「不協和音」「風に吹かれても」「ガラスを割れ!」「アンビバレント」「黒い羊」があります。活動期間中に発売された8枚のシングルでは、すべて平手友梨奈がセンターを務めました。
「世界には愛しかない」はポエトリーリーディングを取り入れ、閉塞した学校生活から外へ飛び出す感覚を描きました。「二人セゾン」は季節の移ろいと出会いをクラシカルな旋律で表現し、激しい曲だけではない叙情性を示しています。
「不協和音」は、多数派へ合わせることを拒む「僕は嫌だ」という台詞を中心にした楽曲です。紅白歌合戦での強烈なパフォーマンスも含め、欅坂46の反抗的なイメージを象徴する作品となりました。「ガラスを割れ!」ではロック色を強め、「アンビバレント」では他者を求めながら一人でいたい矛盾を扱っています。
最後のシングル表題曲となった「黒い羊」は、集団から排除される人物と、排除する側にも存在する弱さを描いた作品です。ミュージックビデオでは、メンバー同士が抱え、引き離し、倒れ込む連続的な動きによって、歌詞を説明する以上の物語を作りました。
■アイドルと表現集団の境界
欅坂46は、笑顔や親しみやすさを中心にするアイドル像とは異なり、楽曲の人物になり切ることを重視しました。メンバーの個性を明るく紹介する場面と、ステージ上で感情を極限まで集中させる場面の差が大きく、その緊張感自体がグループの魅力になっています。
カップリング曲にも、「エキセントリック」「避雷針」「月曜日の朝、スカートを切られた」「もう森へ帰ろうか?」「危なっかしい計画」「W-KEYAKIZAKAの詩」など、表題曲に匹敵する支持を集めた作品があります。また、妹分として活動していた「けやき坂46」は独自のライブと楽曲を増やし、2019年に日向坂46として独立しました。
2019年の「黒い羊」以降、予定されていた9thシングルは発売に至らず、平手友梨奈の脱退や複数メンバーの卒業を経て、グループは転換期を迎えます。2020年10月に『THE LAST LIVE』を開催し、欅坂46としての活動を終了。最後に「誰がその鐘を鳴らすのか?」を発表し、翌日から櫻坂46として再出発しました。
■カラオケでは音程よりも集団表現が難しい
欅坂46の曲は、女性アイドル曲としては低めの音域を使う作品も多く、最高音だけなら極端に難しくない曲もあります。しかし、低いAメロで言葉をはっきり届け、サビで多数の声が一斉に押し寄せる力を一人で再現するのは簡単ではありません。
「不協和音」や「ガラスを割れ!」は、叫びと歌の境界を保つこと、「二人セゾン」「黒い羊」は、声量を抑えた部分から感情を積み上げることが重要です。複数人で歌う場合は、ユニゾンだけでなく台詞、呼吸、立ち位置、振付まで分担すると原曲の魅力が出ます。
欅坂46の楽曲が今もカバーされるのは、当時のメンバーを再現するためだけではありません。学校、社会、集団の中で言えなかった感情を、歌と身体表現によって代わりに示してくれる作品として残っているからです。
欅坂46の楽曲情報
欅坂46に関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、欅坂46がカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
現在、このページに掲載されている欅坂46のカバー曲は0件です。オリジナル曲は4件です。
掲載カバーが多い歌い手 TOP20
当サイトに掲載しているカバー動画数が多い歌い手を表示しています。よくカバー動画を投稿している歌い手や、キー差を比較しやすいアーティストを探すときの参考にできます。
掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 122曲
- DECO*27 79曲
- まふまふ 50曲
- 米津玄師 50曲
- 傘村トータ 43曲
- ピノキオピー 43曲
- Ado 39曲
- RADWIMPS 38曲
- ヨルシカ 36曲
- Mrs. GREEN APPLE 35曲
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