或る化け猫の恋物語について
■ 楽曲概要
「或る化け猫の恋物語」は、Nemが鏡音レンを用いて2012年8月9日に発表したボーカロイド楽曲である。作詞・作曲はNem、ギターは[TEST]、ミックスはmadamxx、イラスト・動画はたまが担当した。人間の恋人を亡くした女性へ笑顔を取り戻させるため、その恋人の姿に化けて生きようとする化け猫を描いた和風物語曲である。
■ 物語
主人公は人へ姿を変えられる化け猫。愛する女性が恋人を亡くし、深い悲しみに沈んでいることを知る。主人公は自分の正体を隠し、亡くなった男性の姿に化けて女性のそばへ戻る。目的は自分が愛されることではなく、女性にもう一度笑ってもらうこと。しかし、姿を借りている限り、自分自身として愛されることはない。
■ タイトルの意味
「或る」という表現は、昔話や怪談の語り始めを思わせる。固有名を示さず、一匹の化け猫と一人の女性の悲恋として語ることで、伝承のような距離感が生まれる。化け猫は恐ろしい妖怪としてではなく、人間よりも一途で自己犠牲的な存在として描かれる。
■ Nem作品内での位置付け
Nemは「嗚呼、素晴らしきニャン生」「夢喰い白黒バク」「シザーハンズ」など、人ならざる者や童話的な人物を主役にした曲で知られる。本曲も猫を主人公にしているが、軽快な「ニャン生」とは異なり、愛する相手のため自分を消す重い物語を扱う。
■ サウンド
三味線や和楽器を思わせる音色、ギター、ピアノ、ストリングスを組み合わせた和風ロックバラード。Aメロは低く物語を語り、サビで鏡音レンの高音と演奏が広がる。レンの少年声が、妖怪の年齢不詳な存在感と、純粋な恋心を両立する。
■ カバー文化
96猫など歌い手によるカバーでも知られ、和風衣装、手描き動画、MMDとの相性がよい。歌い手は、化け猫の視点、女性の悲しみ、亡き恋人の姿という複数の層を声で表現できる。
■ カラオケで歌うポイント
低い語りと高いサビの差が大きい。男性は原曲キーを基準にしやすいが、高ければ1〜2下げる。女性は1〜3上げると低音が歌いやすい場合がある。Aメロは芝居がかりすぎず、昔話を静かに語る。サビでは地声で押さずミックスを使い、最後は自分が報われないことを理解した切なさを残すとよい。
或る化け猫の恋物語のカラオケキー解説
或る化け猫の恋物語の原曲キーはDmです。このページでは、或る化け猫の恋物語の原曲情報と、掲載されているカバー動画のキー差を確認できます。カラオケで歌うときに、原曲キーのままで歌えそうか、どの方向にキー調整すると歌いやすそうかを考えるための参考として使いやすいページです。
現在、このページに掲載している或る化け猫の恋物語のカバー情報は1件です。掲載件数はまだ多くありませんが、原曲とカバー例を見比べることで、或る化け猫の恋物語を歌うときにどの方向へキー調整を考えるとよさそうかの目安をつかみやすくなります。或る化け猫の恋物語はボカロとして登録されています。
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