ぜんぶあんたのせいについて
■ 楽曲概要
「ぜんぶあんたのせい」は、CIVILIANが2021年6月2日に発売した2ndフルアルバム『灯命』の収録曲である。作詞・作曲はコヤマヒデカズ、編曲はCIVILIAN。学校の卒業式を思わせる進行と、成績表を返す教師のような語り口を用いながら、社会や他人へ責任を押し付ける人間の心理を皮肉に描くロックナンバーである。
■ タイトルと歌詞テーマ
題名の「ぜんぶあんたのせい」は、失敗や苦しみの原因を他者へ押し付ける言葉である。曲中では、卒業、評価、成績、順位など、学校生活を連想させる語彙を使いながら、誰かを裁く側と裁かれる側の関係が描かれる。表面上は「卒業おめでとう」と送り出すように聞こえるが、実際には社会へ出た後も評価と責任転嫁が続くことを示す。自分は被害者だと思いながら、別の誰かを傷付ける側にもなり得るという構造が、題名の単純さに反して複雑である。
■ CIVILIAN内での位置付け
CIVILIANは、前身バンドLyu:Lyu時代から、生きづらさ、自己否定、社会との摩擦を、鋭い言葉とスリーピースのロックへ変えてきた。「ぜんぶあんたのせい」は、個人の内面だけでなく、集団の中で責任が移されていく様子を扱い、コヤマヒデカズの皮肉な作詞が強く表れた曲である。アルバム『灯命』では、暗い状況の中でも命を燃やすという全体テーマの中で、人間の醜さを直視する役割を持つ。
■ サウンド
ギター、ベース、ドラムを中心とした重いロックで、冒頭は演説や式辞のような緊張感を持つ。Aメロでは低く言葉を置き、サビでは音域と音圧が一気に上がる。コヤマの歌唱は、冷静な語り、嘲笑、叫びを短い間隔で切り替え、歌詞の登場人物が次々に立場を変える感覚を作る。
■ MV
公式MVは、学校や卒業式を思わせるモチーフと、人物が評価され、処分されていくような演出を用いる。祝福の場に見える映像へ不穏な表情や文字を重ね、社会へ出ることが自由ではなく、新たな審査の始まりであることを示す。
■ カバーとカラオケ
春ねむりによるカバーなど、人間の怒りや社会への違和感を強く出す歌唱と相性がよい。歌い手やVTuberが歌う場合も、単に高音を出すより、冷静な台詞と爆発するサビの差が見せ場となる。
■ カラオケで歌うポイント
Aメロの低い語りを完全な話し声にすると音程が崩れやすいので、母音の高さを意識する。サビは連続高音と強い子音が続くため、地声だけで押し切らず、ミックスや裏声を使う。男性でも高い場合は1〜3下げ、女性は原曲キーか少し上げてもよい。最初から怒鳴らず、式辞のような冷静さから、終盤で責任転嫁の感情が爆発する流れを作ると、曲の皮肉が伝わりやすい。
ぜんぶあんたのせいのカラオケキー解説
ぜんぶあんたのせいの原曲キーはC#mです。このページでは、ぜんぶあんたのせいの原曲情報と、掲載されているカバー動画のキー差を確認できます。カラオケで歌うときに、原曲キーのままで歌えそうか、どの方向にキー調整すると歌いやすそうかを考えるための参考として使いやすいページです。
現在、このページに掲載しているぜんぶあんたのせいのカバー情報は1件です。掲載件数はまだ多くありませんが、原曲とカバー例を見比べることで、ぜんぶあんたのせいを歌うときにどの方向へキー調整を考えるとよさそうかの目安をつかみやすくなります。ぜんぶあんたのせいはJ-POPとして登録されています。
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