てのひらワンダーランドについて
■ 楽曲概要
「てのひらワンダーランド」は、ねこぼーろが音楽と映像を手がけ、初音ミクを歌唱に用いた2015年のボーカロイド曲です。イラストはすち。後に本人歌唱名義ササノマリイの作品としても発表され、アルバム『おばけとおもちゃ箱』へ収録されました。ねこぼーろからササノマリイへ移行する時期の重要な楽曲です。
■ タイトルとテーマ
主人公は、自分の手のひらにだけ見える小さな光や世界を見つめます。それは希望にも見えますが、誰にも共有できない孤独の象徴でもあります。空虚さが終わらず、忘れたい音や嘘が頭の中へ残り続ける中で、それでも誰かへ見せたいと願います。
■ 楽曲の特徴
柔らかなピアノ、淡い電子音、細かなビート、ノイズを組み合わせたエレクトロニカです。初音ミクの弱く息を含む声が、Aメロを近い距離で進み、サビで少し高く広がります。大きなロックサウンドではなく、音の隙間、残響、途切れる言葉によって、孤独と希望の両方を表します。
■ アーティスト内での位置付け
ねこぼーろは「戯言スピーカー」「自傷無色」など、自己否定や孤独を静かな電子音で描いてきました。「てのひらワンダーランド」は、その作風を保ちながら、本人歌唱プロジェクト・ササノマリイの音楽性へつながる曲です。後の「共感覚おばけ」「タカラバコ」に通じる、弱い声と複雑なビートの組み合わせが見られます。
■ カバー文化
歌い手やVTuberには、大声や高音ではなく、息、語尾、感情の抑制を示せる曲として選ばれています。初音ミク版では無機質な孤独が強く、本人歌唱版や人間カバーでは、傷ついた人物の体温が前面に出ます。
■ カラオケで歌うポイント
低音、息の量、細かなリズム、サビの中高音が難所です。息声にしすぎると音程が下がるため、小さい声でも母音の芯を残します。女性は原曲付近で歌いやすい場合がありますが、低音が沈むなら少し上げ、男性は数段下げると安定します。全編を悲しく歌わず、空虚さの中で小さな光を見つける変化を、サビの響きで表すと自然です。
てのひらワンダーランドのカラオケキー解説
てのひらワンダーランドの原曲キーはFmです。このページでは、てのひらワンダーランドの原曲情報と、掲載されているカバー動画のキー差を確認できます。カラオケで歌うときに、原曲キーのままで歌えそうか、どの方向にキー調整すると歌いやすそうかを考えるための参考として使いやすいページです。
てのひらワンダーランドの掲載カバー情報は現時点ではありません。このページでは、まず原曲キーや原曲情報を確認し、今後カバー情報が追加されたときに比較できる入口として使えます。てのひらワンダーランドはボカロとして登録されています。
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