ALI PROJECTについて
■ 宝野アリカと片倉三起也が築く総合芸術
ALI PROJECTは、作詞・ボーカルを担う宝野アリカと、作曲・編曲を担う片倉三起也によるユニットです。前身の蟻プロジェクトとして1980年代から活動し、1992年に「恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜」でメジャーデビュー。クラシック、プログレッシブロック、テクノ、軍楽、シャンソン、ゴシック音楽を横断し、文学的な歌詞、衣装、美術、舞台演出まで一体化した作品を作ってきました。
活動初期から幻想的な曲を発表していましたが、アニメ『CLAMP学園探偵団』の「ピアニィ・ピンク」、『Noir』の「コッペリアの柩」などでアニメファンへ浸透しました。「コッペリアの柩」は、真下耕一監督作品の暗い映像と、機械人形、死、運命を思わせる歌詞が結び付き、後の「黒アリ」と呼ばれる作風を広く示した曲です。
■ 「黒アリ」と「白アリ」
ALI PROJECTの音楽は、ファンの間で大きく「黒アリ」と「白アリ」に分けて語られます。「黒アリ」は、ゴシック、退廃、戦争、死、毒、支配などを扱い、重厚なオーケストレーションや行進曲的リズムを用いる作風です。「白アリ」は、少女的な憧れ、恋愛、春、夢などを、柔らかな旋律と明るい編曲で描きます。二つは完全に別物ではなく、美しさの中に毒を、暗さの中に純粋さを置く点でつながっています。
宝野アリカの歌詞は、旧字体、文語、神話、耽美文学、日本史、西洋美術などを取り込みます。片倉三起也の曲は、クラシックの引用や複雑な和声を使いながら、アニメ主題歌として一度で記憶できるサビを持ちます。
■ アニメ主題歌による大きな転機
2000年代には、『ローゼンメイデン』の「禁じられた遊び」「聖少女領域」、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の「勇侠青春謳」、『.hack//Roots』の「亡國覚醒カタルシス」などが相次いでヒットしました。ゴシック・ロリータ文化の流行と重なり、宝野アリカの衣装やアートワークも含めて強い影響を与えました。
「勇侠青春謳」や「愛と誠」では、日本語の古風な響き、軍楽的なテンポ、祖国や誇りをめぐる言葉を用い、単なる西洋ゴシックに収まらない和洋折衷を示しています。活動25周年には「血と蜜」「愛と誠」という二つのベストアルバムを発表し、暗黒・ゴシック系と、愛・日本的美意識を軸に長い活動を整理しました。
カバーでは「聖少女領域」「禁じられた遊び」「亡國覚醒カタルシス」「勇侠青春謳」が定番です。音域が広く、細かな装飾音、巻き舌、文語的な発音、強いビブラートが必要で、原曲の雰囲気を再現する難度は高めです。一方、衣装や映像まで含めて世界観を作りやすく、歌い手やVTuberの企画曲として映えます。アニメソングを、音楽、文学、服飾、美術が結び付く総合芸術へ押し広げたユニットです。
ALI PROJECTの楽曲情報
ALI PROJECTに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、ALI PROJECTがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
当サイトに掲載しているカバー動画数が多い歌い手を表示しています。よくカバー動画を投稿している歌い手や、キー差を比較しやすいアーティストを探すときの参考にできます。
掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
- YOASOBI 21曲
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