bakerについて
■ 初音ミク黎明期に「歌」を成立させた作り手
bakerは、初音ミク発売直後から活動するボカロP、作曲家、映像制作者です。2007年に発表した「celluloid」は、初音ミク初期を代表する楽曲の一つです。派手な技術や高速歌唱ではなく、喪失、過去、再出発を描く落ち着いたポップスとして、VOCALOIDでも人間の感情を伝えられることを示しました。
「celluloid」は後に修正版やリテイク版が制作され、コンピレーション『EXIT TUNES PRESENTS Vocarhythm feat.初音ミク』にも収録されました。bakerは作詞・作曲だけでなく、映像制作やミックスにも関わり、音と画面を一体として設計する初期ボカロPの一人です。
■ エレクトロニカとロックの間
代表曲には「サウンド」「カナリア」「carol」「celluloid」「夏に去りし君を想フ」などがあります。「サウンド」は細かな電子音と疾走するリズムを使い、初音ミクの声を楽器のように配置しました。「carol」ではkzがマスタリングに参加し、初期のボカロクリエイター同士の交流も見られます。
bakerの音楽は、エレクトロニカ、テクノ、ロック、ポップスを横断します。音数を過剰に増やさず、反復するコード、揺れるシンセサイザー、淡いボーカルによって、夏、記憶、遠ざかる人を描くことが多い作風です。
■ 「夏に去りし君を想フ」の再評価
2011年公開の「夏に去りし君を想フ」は、作詞をむぅ、作曲・編曲をbakerが担当した初音ミク曲です。アルバム『AREPK』に収録され、アルパカが登場する映像と、夏の別れを描く歌詞の組み合わせで広まりました。2017年にミリオン再生を達成し、baker初の伝説入り曲となっています。
原動画は一度削除されましたが、2024年に映像を差し替えて再投稿されました。長期間にわたり歌ってみた、踊ってみた、MMD、VTuberカバーが続いたことで、原曲が消えた後も作品が文化として残り、再公開につながった点が特徴的です。
カラオケでは「夏に去りし君を想フ」「celluloid」「サウンド」が歌われます。極端な高音より、細かなリズム、息を残した発音、淡い感情表現が重要です。初音ミクを強く歌わせるのではなく、少し距離のある声で人間の記憶を描き、ボカロ黎明期の表現を広げたクリエイターです。
bakerの楽曲情報
bakerに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、bakerがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
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掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
- YOASOBI 21曲
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