ちいたなについて
■ONEとIAの声を広めた、疾走感と感情のボカロP
ちいたなは、2012年から活動するボカロPです。初音ミク、IA、音街ウナ、flowerなども使用しますが、とりわけCeVIOのONEを歌唱に起用した作品で広く知られています。ポップで覚えやすいメロディー、ロックバンドの疾走感、若者の不安定な感情を直接的に書いた歌詞を組み合わせ、2010年代後半の歌ってみた文化で支持を広げました。
最大の代表曲の一つが「好きって言って」です。ONEのまっすぐで少し機械的な声を生かし、好意を確かめたい気持ちを繰り返しのフレーズへ落とし込んだ作品で、短い言葉の反復が強い中毒性を生みました。可愛らしい題名に対して、歌詞には不安、執着、相手との距離感が含まれており、明るい曲調だけでは終わらない点が多くのカバーを生んでいます。「どうでもいいや」でもONEを使用し、投げやりな言葉と勢いのあるサウンドを結びつけました。
■攻撃的なロックから繊細な情景曲まで
ちいたなの作品は「空疎世界の前奏曲」「藍色ベリル」「アリアリズム」「乾坤一擲クリーパー」「くそったれ讃歌」「さよなら、優等生」「ヤブレカブレ」など曲名の印象も強く、反抗心、自己否定、関係の破綻、現実への違和感が繰り返し描かれます。一方で「茜音色の蝉時雨」「木陰に澄む」「心花」のように季節感や静かな情景を扱う曲もあり、常に速く激しいだけではありません。
サウンド面では、歪んだギター、直線的なドラム、急に開けるサビ、掛け声のようなフレーズを得意とします。調声では合成音声の子音をはっきり聞かせ、言葉がリズムへ食い込むように配置します。ONEの声は人間的な滑らかさと人工的な硬さを併せ持ち、ちいたなの楽曲では、感情を叫んでいるのにどこか距離がある独特の響きになります。
また、他のクリエイターとの交流や企画にも関わり、イラストから楽曲を制作する催しなど、音楽と視覚表現を結びつける活動も行っています。いよわをはじめ同世代の制作者との接点もあり、個人投稿を中心とするボカロ文化の横のつながりを大切にしてきました。
■カバー時のポイント
「好きって言って」は一見歌いやすく聞こえますが、同じ言葉を単調にせず、感情の強度を変えながら反復する必要があります。「ヤブレカブレ」はflowerの鋭い音色に合わせた勢いがあり、早い子音と高音を両立させるのが難所です。ちいたなの曲は、原曲の音域だけでなく、テンポに対して言葉を前へ出す感覚が重要になります。
当サイトでは「好きって言って」「ヤブレカブレ」などを掲載しています。キーを下げる場合も、原曲の切迫感が弱くならない範囲にとどめ、サビを楽に出せることと、Aメロの言葉が沈まないことを両方確認するのがおすすめです。
ちいたなの楽曲情報
ちいたなに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、ちいたながカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
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掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
- YOASOBI 21曲
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