irohaについて
■「炉心融解」で鏡音リンの可能性を決定的に広げた音楽家
irohaは、iroha(sasaki)名義でも活動する音楽家、ボカロPです。同人音楽やニコニコ動画を中心に活動し、同人サークル「Xiao-Sphere」を主宰。初音ミク、鏡音リンを使用した作品で知られます。代表曲「moon」「彩花」「花曇」「炉心融解」などでは、電子音、ピアノ、ロック、アンビエントを組み合わせ、合成音声の透明さと人間の不安定な感情を同居させています。
初期の代表曲「moon」は、初音ミク発売初期から支持された作品です。静かな電子音と浮遊するメロディーによって、夜、月、距離、孤独を描き、初音ミクを高く明るいアイドル声だけでなく、内省的な音楽へ使えることを示しました。「彩花」「花ゆりかご」などにも、繊細な音響と情景的なメロディーが見られます。
■「炉心融解」の成立
2008年12月に公開された「炉心融解」は、作曲・編曲をiroha、作詞をkuma、イラストと映像の中心をなぎみそが担当し、鏡音リンを使用した作品です。夜の街、眠れない午前2時、原子炉、飛び込みたい衝動という強烈な言葉を、透明なピアノ、電子音、重い低音、非常に高いサビへまとめました。
鏡音リンの高音「ピャー」と呼ばれる印象的な箇所、思春期の自己否定や消失願望を思わせる歌詞、3DCGとイラストを組み合わせた映像が一体となり、ニコニコ動画でミリオン再生を達成。鏡音リンの代表曲の一つとなりました。分業で制作されたボカロ曲として初期の大規模成功例でもあり、作曲、作詞、映像、調声が別々の制作者によって高度に統合される制作文化を示しました。
「炉心融解」は、公式ライブ、ゲーム『初音ミク -Project DIVA-』シリーズ、コンピレーション、海外公演へ展開し、多数の歌い手、声優、VTuberにカバーされています。2020年代に入っても公式MVの再生数が伸び続け、長期的な影響力を持ちます。
■歌唱では最高音だけで判断できない
原曲は鏡音リンだから成立する非常に高い音域を持ち、人間が同じキーで歌うには強いミックスボイスや裏声が必要です。一方、キーを大きく下げると、Aメロの低音が沈み、曲の緊張感が失われます。サビの最高音、Aメロの最低音、長いフレーズをすべて確認して調整する必要があります。
irohaの曲がカバーされ続けるのは、難しい高音だけでなく、歌い手ごとに歌詞の感情を変えられるからです。絶叫、囁き、無感情、ロックなど、声の置き方によって別の物語が生まれます。
irohaの楽曲情報
irohaに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、irohaがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
現在、このページに掲載されているirohaのカバー曲は0件です。オリジナル曲は1件です。
掲載カバーが多い歌い手 TOP20
当サイトに掲載しているカバー動画数が多い歌い手を表示しています。よくカバー動画を投稿している歌い手や、キー差を比較しやすいアーティストを探すときの参考にできます。
掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 60曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- 40mP 24曲
- Giga 24曲
- YOASOBI 22曲
関連記事
カラオケキーやキー差について詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてください。
