マサラダについて
■初投稿から重音テトの新しい象徴を作ったボカロP
マサラダは、2023年6月に「ライアーダンサー」を投稿して活動を始めたボカロPです。処女作から作詞・作曲・編曲だけでなく、イラストとアニメーションを含む映像まで自ら制作し、音と画面を切り離せない作品として提示しました。主な歌唱音源にはSynthesizer Vの重音テトを使用しています。
「ライアーダンサー」は、嘘をつく弱さや格好悪さを否定するのではなく、それでも踊りながら生きていく態度へ変える曲です。BPMの速いロック/ダンスサウンド、耳に残る反復、少し情けなく大げさに動くテトのアニメーションが結び付き、投稿直後から二次創作が急増しました。Billboard JAPAN「ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」では17位から3位へ大幅上昇し、再生数だけでなく、コメント、マイリスト、関連動画の増加がヒットを押し上げました。後にYouTubeで1000万再生を超える代表作となり、音声合成シーンへ鮮烈に登場した一曲です。
■カオスの中にある一貫した主人公像
続く「ちっちゃな私」は、小さく弱い自己認識を正面から扱い、「ウルトラトレーラー」では暴走する勢いとロックの高揚を、奇妙な映像世界へ落とし込みました。「㋰責任集合体」では、誰も責任を取らない集団や空気への違和感を、記号的なタイトル、鋭いビート、集団で叫びたくなるフックに変換しています。同曲は『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』の5周年記念楽曲追加企画でも収録され、マサラダの作品がネット動画の外へ広がったことを示しました。
2025年の「イレギュラーマン」では、社会の枠から外れた人物を、失敗や恥を抱えたまま肯定する姿勢をさらに明確にしています。マンガと音楽を組み合わせる企画「日曜日のメゾンデ」では、白井もも吉『偽物協会』をもとに「モドキステップ!」の作詞・作曲を担当しました。正体不明のアーティストプロジェクト・ナキボクロの「抜刀」では、WEST GROUNDと共同制作し、人間ボーカルへの楽曲提供にも進出しています。2026年の「どこにもいかない」では、初めてVoiSonaの雨衣を起用し、重音テト以外の声でも映像と音楽を一体化する制作を見せました。
■笑える映像と刺さる歌詞の二重構造
マサラダのMVには、突然現れる食べ物、過剰な動き、意味があるようで説明しきれない小道具、表情豊かな重音テトが登場します。映像だけを見ればシュールなコメディですが、歌詞の中心にあるのは、嘘、劣等感、責任逃れ、孤立、社会からの逸脱といった切実な問題です。深刻さをそのまま暗い曲にせず、笑いと勢いによって聴き手が叫べる形へ変えることが独自性です。
サウンドは高速ロック、電子音、歪んだベース、急な転調感、合唱的なフレーズを大胆に組み合わせます。重音テトの硬質で強い子音を活用し、歌声がドラムやシンセサイザーと同じようにリズムを刻みます。カバーでは高い音域や速度だけでなく、言葉を投げつける勢い、急に力を抜く部分、コミカルな演技をどう再現するかが重要です。
「ライアーダンサー」や「㋰責任集合体」は、歌ってみた、踊ってみた、手描きアニメ、音MADなど別形式へ変換しやすい明確なフックを持っています。活動開始から短期間で、重音テトSVの現代的なイメージ、音楽と自主制作アニメの融合、弱い主人公を熱狂へ変える作風を確立したことが、マサラダが急速に注目された理由です。
マサラダの楽曲情報
マサラダに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、マサラダがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
現在、このページに掲載されているマサラダのカバー曲は0件です。オリジナル曲は3件です。
掲載カバーが多い歌い手 TOP20
当サイトに掲載しているカバー動画数が多い歌い手を表示しています。よくカバー動画を投稿している歌い手や、キー差を比較しやすいアーティストを探すときの参考にできます。
掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
- YOASOBI 21曲
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