におPについて
■ 「rain stops, good-bye」で知られるピアノバラードの名手
におPは、初音ミク、鏡音リンなどを用いて活動するボカロPです。2008年頃からニコニコ動画へ楽曲を投稿し、ピアノ、ストリングス、バンドサウンドを組み合わせた抒情的な作品で知られます。代表曲には「rain stops, good-bye」「帰り道」「理想論」「after this」「Tomur」「汚れたプリズム」などがあります。
最も広く歌い継がれている「rain stops, good-bye」は、雨が止んだ後に残る別れの感情を描いたバラードです。劇的な物語を説明するのではなく、雨、声、距離、届かない言葉を静かに並べ、聴き手自身の記憶を重ねられる余白を残しています。初音ミク版に加え、におP自身や多数の歌い手によるカバーが存在し、ボカロバラードの定番になりました。
■ 派手さを抑えた旋律と和声
におPの作風は、高速の打ち込みや極端な音圧より、旋律とコード進行を中心に感情を作る点にあります。ピアノの分散和音、徐々に増えるストリングス、抑制されたドラムを使い、サビで大きく広がっても過剰に装飾しません。「帰り道」では、別れた後の静かな道をピアノバラードとして描き、「理想論」では理想と現実のずれを、緊張感のあるバンドサウンドへ置き換えました。
初音ミクのまっすぐで少し無機質な声を使うことで、泣き叫ぶのではなく、感情を抑えて語る人物像を作ります。歌詞には別れ、雨、夜、記憶、言えなかった言葉が多く現れますが、同じ型の悲恋にせず、曲ごとに距離感や時間の流れを変えています。
■ 歌い手によって完成の形が変わる曲
「rain stops, good-bye」は、男性、女性、低音、高音のどの声でも成立しやすく、キー変更にも強い曲です。原曲の静けさを保つカバー、サビを強く歌い上げるカバー、アコースティック編成など、解釈の幅があります。一方、テンポが遅いため、音程の揺れ、ブレス、言葉の置き方が目立ち、実際にはごまかしにくい楽曲です。
におPの曲が長くカバーされる理由は、歌唱技術を見せるだけでなく、歌い手自身の経験や声の質感を入れられる余白があるためです。初期ボカロシーンで確立されたピアノバラードの美しさを代表し、現在もカラオケや歌ってみたで選ばれ続けています。
におPの楽曲情報
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
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掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
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