Origaについて
■ ロシアから日本へ渡り、多言語で歌ったシンガー
Origaは、ロシア・ノボシビルスク近郊出身の女性シンガーです。本名はオリガ・ヴィターリエヴナ・ヤコヴレワ。幼少期から音楽を学び、音楽学校を卒業した後、1991年にホームステイで来日しました。札幌滞在中の歌唱が関係者の目に留まり、日本で音楽活動を始め、1994年にアルバム『ORIGA』でメジャーデビューしました。
ロシア語、日本語、英語を使い分け、東欧の民謡的な旋律、クラシック、ポップス、電子音楽を横断しました。高く透明な声だけでなく、低音の深さ、強い巻き舌、合唱のような多重録音を使い、一人で広大な風景を作る歌手です。
■ 「inner universe」と『攻殻機動隊』
世界的な代表曲は、菅野よう子が音楽を担当したテレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』オープニングテーマ「inner universe」です。ロシア語、英語、ラテン語を組み合わせ、少年合唱のBen Del Maestroも参加しました。
電子音、宗教音楽的なコーラス、トライバルなリズムに対し、Origaの声は人間と機械の境界を行き来します。歌詞を一つの言語へ限定しないことで、国籍や身体を越える作品世界と強く結び付きました。
第2シリーズ『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』では「rise」を担当しました。こちらは「inner universe」以上に強いビートと高音を持ち、草薙素子の行動力と政治的な緊張を表現します。「player」「date of rebirth」など、同シリーズの関連曲にも参加しています。
■ ソロ作品と共同制作
ソロアルバムには『リラからの風』『永遠。』『ERA OF QUEENS』『AURORA』『THE SONGWREATH』などがあります。ロシアの自然、故郷、祈り、家族を題材にした曲が多く、日本のポップスへ東欧的な旋律を持ち込みました。
菅野よう子のほか、浜田省吾、おおたか静流、ゲーム『ファイナルファンタジーXIII-2』、アニメ・CM作品など多数の制作へ参加しました。日本を拠点にしながら海外のアニメイベントにも出演し、『攻殻機動隊』を通じて世界中にファンを持ちました。
2015年1月、肺がんのため44歳で亡くなりました。没後も「inner universe」「rise」はアニメ音楽、ゲーム音楽、合唱、歌ってみたで繰り返しカバーされています。
カラオケでは、ロシア語の発音、広い音域、長い息、低音と高音の切り替えが難所です。「inner universe」は複数の言語とコーラスを一人で再現するのが難しく、原曲の音を覚えてから発音を整理する必要があります。Origaは、国境と言語を越える声によって、日本のアニメ音楽へ他にないスケールを与えた歌手です。
Origaの楽曲情報
Origaに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、Origaがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
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掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
- YOASOBI 21曲
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