しーくんについて
■不穏な物語と鋭いflowerサウンドを作るボカロP
しーくんは、VOCALOIDプロデューサー、シンガーソングライターです。flowerを中心に使用し、2010年代後半に「ルサンチマン・クラブ」「テイクアウト・スーサイド」「シニヨンの兵隊」「シュノーケル」「ギルティダンスは眠らない」などを発表しました。作詞、作曲、編曲を自ら担い、ロック、ファンク、ジャズ、エレクトロニックを混ぜた不規則で癖の強いサウンドを作ります。
1stフルアルバム『BOYS SEE BOYS』には「シニヨンの兵隊」をはじめ、青年期の焦り、劣等感、暴力性を描く楽曲を収録しました。しーくんの歌詞は、難解な単語、カタカナ、英語、造語を高速で並べ、人物の混乱した思考をそのままリズムへ変える点が特徴です。
■「シニヨンの兵隊」の物語性
当サイト掲載曲の「シニヨンの兵隊」は、2018年1月公開のflower曲で、しーくんの25作目にあたります。イラストはみつきさなぎ、マスタリングはためが担当し、ニコニコ動画でVOCALOID殿堂入りを達成しました。題名の「シニヨン」は髪をまとめた髪型を指し、歌詞では髪に結ばれた愛、兵隊、砂漠、弔いといったイメージが断片的に登場します。
曲は変則的なリズム、低いベース、急に跳ぶメロディー、flowerの鋭い子音によって、不穏な行進曲のような感覚を作ります。明確な物語を説明せず、映像と歌詞の断片から人物関係や喪失を想像させるため、聴き手ごとに解釈が分かれます。
■花譜のカバーで再注目
「シニヨンの兵隊」は花譜による歌ってみたでも大きく注目されました。flowerの人工的な鋭さを、花譜の息の多い人間的な声へ置き換えることで、原曲とは異なる儚さが加わりました。このように、しーくんの曲は声質が変わると人物像まで変化するため、カバー文化と相性が良い作品です。
歌唱では、早口、低音、急な高音、細かなアクセントが難所です。原曲キーから上げ下げする際も、サビの高さだけでなく、Aメロの語感とリズムが崩れないことを確認する必要があります。声を強く押すより、子音を鋭く、母音を短く処理すると、しーくん特有の緊張感を出しやすくなります。
しーくんの楽曲情報
しーくんに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、しーくんがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
当サイトに掲載しているカバー動画数が多い歌い手を表示しています。よくカバー動画を投稿している歌い手や、キー差を比較しやすいアーティストを探すときの参考にできます。
掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
- YOASOBI 21曲
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