Toreroについて
■ボカロで「ラップクルー」を成立させる作り手
Toreroは、ヒップホップを軸にロックやポップスの要素を混ぜ、複数のバーチャルシンガーを一つのクルーとして動かすボカロPです。本人は自らの作風を「RAPとかROCKとかPOP」と表現しており、初音ミク、鏡音リン、巡音ルカ、GUMI、そしてDJ役の鏡音レンからなるラップクルー「Marche」をプロデュースしています。
一般的なボカロ曲では一人の歌声を中心に据えることが多いのに対し、Toreroの楽曲では、メンバーごとに異なるフロウや役割を与え、短いラップを次々につなぐ構成が大きな特徴です。女性4声の音色差に鏡音レンの男性声を加えることで、実在のヒップホップグループのような掛け合い、合いの手、ユニゾン、フックの切り替えを作っています。
■「Marche」という一貫した作品世界
代表的な作品には、5人全員をフィーチャーした「C.H.O.I.C.E」と「M.A.R.I.E」があります。「C.H.O.I.C.E」は2018年12月、「M.A.R.I.E」は2019年1月にKARENTから配信され、いずれも曲名を一文字ずつ区切った印象的な表記と、クルー全員が参加する多人数構成を採用しています。作品ごとに各ボーカルの個性を見せながら、全体では一つの集団として聴かせる点がTorero独自の設計です。
楽曲群には「Ash」「Mint Lemonade」「M.O.O.N.L.I.G.H.T」「Magic Mojito」「Solar Flare」などがあり、爽快なパーティーチューンだけでなく、重いギターを取り入れた曲、夜の空気を思わせる曲、社会や創作文化へ視線を向けた曲まで幅があります。「Ash」は自身の多数の投稿を経た時期に発表された作品で、ボカロシーンの停滞を示す言葉に対する違和感を、ヘヴィなサウンドへぶつけた曲として位置付けられています。
■カバーで難所になるポイント
Toreroの曲は、一人で歌うメロディー曲というより、複数人の声が交差して完成するアンサンブルです。そのため歌ってみたでは、次の要素が重要になります。
・メンバーごとに声色やアクセントを変えること
・細かな言葉数をビートの後ろへ置くラップ感
・合いの手、コーラス、ユニゾンを別録りすること
・英語を含むフレーズを勢いだけでなくリズムで処理すること
・ロック寄りの曲では、強い発声と速い言葉を両立すること
一方で、役割分担が明確なため、複数人コラボとの相性は非常に良好です。歌い手ごとに担当キャラクターを決めれば、原曲のクルー感を再現しながら、それぞれの個性も出せます。VOCARAPを単なるネタや実験にせず、継続的なキャラクター、作品名、アルバムへ発展させた点に、Toreroのボカロシーンでの価値があります。
Toreroの楽曲情報
Toreroに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、Toreroがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
当サイトに掲載しているカバー動画数が多い歌い手を表示しています。よくカバー動画を投稿している歌い手や、キー差を比較しやすいアーティストを探すときの参考にできます。
掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
- YOASOBI 21曲
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