ueilについて
■ 合成音声と電子音の質感を精密に扱うネット発クリエイター
ueilは、初音ミクや夢ノ結唱POPYなどの合成音声を用い、エレクトロニカ、オルタナティブポップ、アンビエントの境界を横断する音楽制作者です。活動の中心はインターネット上の楽曲公開と配信で、アルバム『gold』、シングル「片方だけが燃えている」「NIU」「fakegreen」「Veil」などを発表しています。
ueilの作品は、派手なギターや大声のサビで押すより、細かく切ったボーカル、輪郭をぼかしたシンセサイザー、低く沈むビート、突然生まれる無音を使います。初音ミクの声も、人間らしく歌わせるだけでなく、息のない透明な音、遠くから届く記憶、壊れかけた信号のような質感として扱います。
■ 「片方だけが燃えている」に表れる非対称な感情
代表曲「片方だけが燃えている」は、初音ミクを歌唱に用いた作品です。題名が示す通り、二人の関係で一方だけが強く感情を抱えている状態、同じ場所にいながら温度が一致しない感覚を描きます。抑えた声、余白の多い編曲、反復するフレーズによって、恋愛の激しさよりも、感情が一方通行であることの静かな苦しさを残します。
歌詞を説明しすぎず、短い言葉と音の配置から状況を想像させる点がueilの特徴です。曲の展開も典型的なAメロ、Bメロ、サビだけに依存せず、同じ音型が少しずつ変形し、聴き手の認識がずれていくように作られています。
■ POPY、KizunaAIとの制作
2023年には、BanG Dream!発の音声合成プロジェクト「夢ノ結唱」に参加し、戸山香澄の歌声をもとにしたPOPYを使用した「LC」を制作しました。キャラクター由来の声を、そのままバンドポップへ寄せるのではなく、電子的な処理と不安定な響きの中へ置き、音声合成だから成立する作品に仕上げています。
2025年にはKizunaAI「ホワイトバランス」の作詞・作曲を担当しました。活動再開後のKizunaAIと、声のモデルとなる春日望の関係を踏まえ、人工的な存在と本人性の境界を題材にした点でも、ueilが継続して扱う“声は誰のものか”という関心が見えます。
カラオケや歌ってみたでは、音域以上に、声を張りすぎず、細かなリズムと息の量を保つことが重要です。原曲の無機質さを残すカバーも、人間の感情を前へ出すカバーも成立します。ueilは、合成音声を目立つキャラクターとして使うのではなく、記憶、距離、身体性を考えるための音そのものとして扱うクリエイターです。
ueilの楽曲情報
ueilに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、ueilがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
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掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
- YOASOBI 21曲
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