卯花ロクについて
■ 学校、集団、自己嫌悪を描くダークなギターロック
卯花ロクは、2020年6月に「告解、教室にて」で活動を開始したボカロPです。初音ミクを中心に、可不、星界、裏命などの音声合成ソフトを使用し、学校、教室、噂、集団心理、孤立、自己嫌悪を題材にしたダークなギターロックを発表しています。
曲名を「○○、○○」という読点を含む形式で統一している点も特徴です。「告解、教室にて」「雁首、揃えてご機嫌よう」「自称、音楽愛好家」「解体、ピグマリオン」「継接、ハサミの使い方」「哀悼、そして日常は続く」「呼称、評論屋さん」など、題名だけで物語の一場面や皮肉な語り手を想像させます。
■ 「自称、音楽愛好家」でボカコレ首位
2021年の「自称、音楽愛好家」は、ボカコレ2021春でルーキーランキング1位、総合ランキング2位を記録しました。音楽を愛していると語りながら、他人の作品を順位や知識で見下す人物を描き、創作文化にある選民意識や評論家気質を鋭く批判しています。
「雁首、揃えてご機嫌よう」は、同じ場へ集められた人々の悪意と同調圧力を、高速のギターと初音ミクの鋭い声で表現した代表曲です。明るいメロディーに対して歌詞は残酷で、笑顔や礼儀の裏にある排除を描きます。
■ 物語を支える統一された映像
多くの作品で、イラストレーター・映像作家の檀上大空らと協働し、制服、教室、少女、傷、花、裁縫道具などのモチーフを使っています。曲ごとに独立した人物を描きながら、同じ学校や社会の中で起きているような連続性があります。
使用音声も作品に合わせて変化します。初音ミクの幼さと硬さ、可不の息を含む声、裏命の低く不安定な声を使い分け、語り手の年齢や精神状態を表現します。ギターを中心にしたロックでも、声の質感を作品の人物設定へ組み込んでいます。
カラオケや歌ってみたでは「雁首、揃えてご機嫌よう」「自称、音楽愛好家」「告解、教室にて」などが選ばれます。高音、速い言葉、急な強弱に加え、皮肉を含む台詞的な歌唱が難所です。感情を最初から爆発させるより、表面上は冷静に歌い、サビで怒りや絶望を漏らすと物語が伝わります。
卯花ロクは、学校という身近な場所を、社会の縮図や心理劇の舞台へ変え、現代のボカロロックに明確な文学性を持ち込んだ作家です。
卯花ロクの楽曲情報
卯花ロクに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、卯花ロクがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
現在、このページに掲載されている卯花ロクのカバー曲は0件です。オリジナル曲は1件です。
掲載カバーが多い歌い手 TOP20
当サイトに掲載しているカバー動画数が多い歌い手を表示しています。よくカバー動画を投稿している歌い手や、キー差を比較しやすいアーティストを探すときの参考にできます。
掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
- YOASOBI 21曲
関連記事
カラオケキーやキー差について詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてください。
