夜のひと笑いについて
■動画の中で育った関係性を、そのままデュエットにした二人組
夜のひと笑いは、関西出身の「こう」と「いちえ」による男女ユニットです。もともとは交際中のカップルとしてTikTokやYouTubeへ動画を投稿し、ドッキリ、日常会話、歌ってみたなどを通じて支持を広げました。作り込んだ芸能人らしさよりも、互いに遠慮なく笑い合い、時には喧嘩も見せる親しみやすさが注目され、動画投稿者として大規模なフォロワーを持つようになりました。
音楽活動の転機は、二人のファンだったクリエイターユニットHoneyWorksから声が掛かったことです。2021年6月、HoneyWorksプロデュースの「ミライチズ」でアーティストデビュー。実際に長く交際していた二人が、恋人同士の未来を歌うことで、一般的な男女デュエットとは異なる現実感が生まれました。
■「ミライチズ」が共感を集めた理由
「ミライチズ」は、特別な出来事よりも、喧嘩、仲直り、将来への約束、何気ない日々を大切にする内容です。こうの素朴で温かい低音と、いちえの明るく柔らかな声を交互に配置し、サビでは二人が同じ言葉を重ねます。高度なハーモニーより、相手へ直接話しかけるような歌い方を優先しているため、カップルや友人同士が自分たちの関係へ重ねやすい曲になりました。
TikTokではカップル動画、記念日、結婚式、写真のスライドショーなどに使用され、ストリーミング累計再生数は1億回を超える規模へ成長しました。ミュージックビデオでも、演技で作った恋人像ではなく、視聴者が動画チャンネルで見てきた二人の距離感が生かされています。
第2弾「ワライカタ」は2021年11月に発表されました。相手の笑顔や、二人でいるときの自然な表情を主題にし、HoneyWorksらしい明快なメロディーと、夜のひと笑いの動画活動を結び付けた楽曲です。タイトルは二人のユニット名とも響き合い、「どのように笑うか」という身近な仕草から相手への愛情を描いています。
■破局後に生まれた「別れ」
二人は2021年11月に恋人関係を解消したことを公表しましたが、夜のひと笑いとしての動画活動は継続しました。カップルから友人・相方へ関係が変わっても、互いを理解するコンビとして活動を続けた点が、ほかのカップル発ユニットと異なります。
2022年の第3弾「別れ」は、こうした歩みを想起させる題名を持つ楽曲です。過去に手をつないだ道や、別れた相手の現在を思う感情を、明るく整理し切らずに描いています。「ミライチズ」が未来を見ていた曲であるのに対し、「別れ」は同じ時間を過ごした事実を抱えたまま進む歌です。実際の二人の関係をそのまま記録した私小説ではありませんが、聴き手が活動の歴史を知っていることで、歌詞へ複数の意味が生まれます。
■カラオケでは会話の自然さが重要
夜のひと笑いの曲は、極端な技巧より、男女の声が会話としてつながることが重要です。「ミライチズ」と「ワライカタ」は、男性パートと女性パートの音域差があり、一人で両方を歌うより、二人で分担した方が原曲の空気を再現しやすくなります。サビのユニゾンでは、声量を競うのではなく、語尾とタイミングをそろえることがポイントです。
多くカバーされる理由は、HoneyWorksによる覚えやすい旋律だけではありません。恋人、元恋人、親友、長く付き合う相手など、歌う二人の関係に応じて歌詞の意味を変えられるからです。動画で見せてきた実際の関係性と、フィクションとして作られたラブソングが重なっていることが、夜のひと笑い独自の音楽的価値です。
夜のひと笑いの楽曲情報
夜のひと笑いに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、夜のひと笑いがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
現在、このページに掲載されている夜のひと笑いのカバー曲は0件です。オリジナル曲は2件です。
掲載カバーが多い歌い手 TOP20
当サイトに掲載しているカバー動画数が多い歌い手を表示しています。よくカバー動画を投稿している歌い手や、キー差を比較しやすいアーティストを探すときの参考にできます。
掲載オリジナル曲が多いアーティスト TOP20
当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
- HoneyWorks 95曲
- DECO*27 59曲
- ピノキオピー 33曲
- 米津玄師 32曲
- まふまふ 31曲
- Mrs. GREEN APPLE 29曲
- Ado 28曲
- Giga 24曲
- 40mP 23曲
- YOASOBI 21曲
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