氷山キヨテル

原曲として歌った曲

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曲名キー公開年動画
真夏の銃声C#2013 視聴
ユアハイネス☆マイプリンセスAbm2010 視聴

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氷山キヨテルについて

■ 「ボカロ先生」として登場した男性VOCALOID

氷山キヨテルは、株式会社AHSが2009年12月4日に発売したVOCALOID2用の日本語男性歌声ライブラリです。同日発売の「ボカロ小学生 歌愛ユキ」に対し、「ボカロ先生」という呼称で展開されました。キャラクター設定では22歳の男性教師で、歌愛ユキの担任。普段は眼鏡をかけた穏やかな教師ですが、休日にはロックバンド「アイスマウンテン・テル」のボーカルとして活動するという二面性を持ちます。名前の「氷山」は英語のice mountainを意識したバンド名にもつながっています。

キャラクターデザインは梅谷阿太郎が担当しました。スーツやネクタイを基調とした教師らしい服装、眼鏡、青系の髪が特徴で、AHSのVOCALOIDである歌愛ユキ、SF-A2 開発コード miki、猫村いろはなどとともに二次創作やMMDで使用されてきました。音声提供者の実名は公式には明かされていませんが、VOCALOID開発に関わってきた実力派シンガーの歌声をもとに制作したことが案内されています。

■ VOCALOID2からV4 Natural/Rockへ

初代VOCALOID2版は、柔らかく落ち着いた男性声と、癒やし系の滑らかな歌唱を特徴としていました。推奨テンポは60~160BPM、推奨音域はC2~G3とされ、中低音を中心とするバラード、合唱、フォーク、穏やかなポップスに向く設計です。一方で、高音側まで調声する制作者も多く、教師という外見に反してロックやメタルで使われる文化が生まれました。

2015年10月29日にはVOCALOID4版が発売され、「Natural」と「Rock」の二ライブラリへ拡張されました。NaturalはVOCALOID2版の声質を継承しながら完全新録され、低域の明瞭さと発音の滑らかさを改善しています。Rockは立ち上がりが速く、力強く伸びる声を持ち、男性音源として高い音域まで対応することを目的に制作されました。二つをクロスシンセシスで混ぜ、静かなAメロはNatural、サビはRockという使い分けができます。VOCALOID4のグロウル機能にも対応し、シャウトに近い荒さやロックボーカルの押し出しを表現できるようになりました。

■ 公式デモと制作者による使用

V4公式デモには、虹原ぺぺろんによる「夜の欠片」、黒田亜津による「氷の熱情」などがあります。「氷の熱情」ではRockを中心にNaturalとのクロスシンセシスやグロウルを使い、氷山キヨテルが高音ロックにも対応できることを示しました。初代からの代表的な使用例には、Re:nGによる「jewelfish」などがあり、穏やかな教師像だけでなく、感情を強く押し出す男性ボーカルとして使われてきました。

発売当時、男性日本語VOCALOIDはKAITOや神威がくぽなど選択肢が限られていました。氷山キヨテルは、KAITOより現代的で癖の少ない中低音、神威がくぽより柔らかく日常的な声を求める制作者に選ばれました。女性VOCALOIDとのデュエット、合唱曲、物語曲でも扱いやすく、歌愛ユキとの「先生と生徒」という公式関係は、楽曲や会話動画、イラスト、MMDドラマの題材になっています。

■ 声質と調声の難所

Naturalは息を多く含みすぎない素直な声で、子音を整えると日本語を聞き取りやすくできます。低音では落ち着きがありますが、極端に下げると声がこもり、音の立ち上がりが遅くなる場合があります。Rockは高音と強い伴奏に負けにくい反面、すべての音を強くすると単調になりやすいため、Naturalとの切り替えやダイナミクス調整が重要です。

長い高音ではビブラート、ポルタメント、グロウルの量によって印象が大きく変わります。氷山キヨテルの特徴は、教師役に合う穏やかな歌唱と、バンドボーカルとしての激しい歌唱を同じキャラクターで成立させられる点にあります。V4版はこの二面性をNaturalとRockという製品構成で明確にしました。

■ カラオケで歌う際の傾向

氷山キヨテル使用曲は男性向けの中低音曲だけでなく、Rockライブラリの能力を生かした非常に高いサビを持つ曲もあります。原曲がNatural中心なら男性は比較的合わせやすい一方、低音から高音まで広く動く曲では、低いAメロを保ったままサビを張る必要があります。Rock中心の曲は、合成音声が長時間維持できる高音とグロウルを人間が再現するため、喉で押さず、地声とミックス、裏声の切り替えを決めておくことが重要です。

女性が歌う場合、中低音中心の曲は原曲キーでは低すぎることがあり、数段上げるかオクターブ上を選ぶと声の輪郭を保ちやすくなります。男性でも公式デモの高音曲はキーを下げる例が多く、教師らしい柔らかさを重視するか、ロックボーカルとしての強さを重視するかで適切なキーが変わります。

氷山キヨテルの楽曲情報

氷山キヨテルに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、氷山キヨテルがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。

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