久保田利伸について
■ 日本へ本格的なR&Bを根付かせた先駆者
久保田利伸は、静岡県出身のシンガーソングライター、作曲家、プロデューサーです。大学在学中から音楽活動を始め、田原俊彦、小泉今日子、中山美穂らへの楽曲提供やコーラスを経て、1986年に「失意のダウンタウン」で歌手デビューしました。
当時の日本のポップスではまだ珍しかったファンク、ソウル、R&Bのリズムと歌唱法を本格的に取り入れ、「流星のサドル」「Missing」「You were mine」「Dance If You Want It」などで独自の地位を築きました。日本語のアクセントを壊さずに、ブラックミュージックのグルーヴへ乗せる方法を示した先駆者です。
■ 「LA・LA・LA LOVE SONG」の社会現象
1996年の「LA・LA・LA LOVE SONG」は、ドラマ『ロングバケーション』主題歌として大ヒットしました。ナオミ・キャンベルをフィーチャーし、オリコン1位、200万枚規模の売上を記録。明るいサビ、跳ねるリズム、切なさを含むメロディーによって、久保田最大級の代表曲になりました。
同曲を収録したアルバム『LA・LA・LA LOVE THANG』は、ニューヨークを拠点に米国デビューを果たした時期の作品です。1995年にはToshi Kubota名義で『SUNSHINE, MOONLIGHT』を発表し、海外の演奏家、エンジニア、ゴスペル歌手と制作。日本とアメリカを往復しながら、R&Bの語法を直接吸収しました。
■ 作曲と歌唱の技術
久保田の歌唱は、地声と裏声の滑らかな切り替え、細かなフェイク、強いリズム感、声を打楽器のように使うスキャットが特徴です。「Missing」では息の長いバラード、「TIMEシャワーに射たれて」ではファンク、「Cymbals」では都会的なR&B、「LOVE RAIN ~恋の雨~」では軽快なポップソウルを聞かせます。
作曲家としても、歌手の音域や声質へ合わせた楽曲提供を行いました。自身のバックグラウンドにあるソウル、ゴスペル、ファンクを、日本の歌謡曲的なメロディーと結び付けています。
カラオケでは「LA・LA・LA LOVE SONG」「Missing」「LOVE RAIN」「声にできない」が定番です。音程だけでは原曲の魅力を再現しにくく、裏拍、語尾のフェイク、母音を伸ばす位置が重要です。高音を強く出すより、リズムの中で声を前後させる方が久保田らしさへ近づきます。後続の平井堅、Skoop On Somebody、EXILE系ボーカル、現代の日本語R&Bへ大きな道を作った人物です。
久保田利伸の楽曲情報
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
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当サイトに掲載しているオリジナル曲数が多いアーティストを表示しています。原曲キーを比較したい曲や、ほかの原曲アーティストを探すときの参考にできます。
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