flower
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flowerについて
■ ロックに強い「中性的な声」として登場した音声ライブラリ
flowerは、VOCALOID3用歌声ライブラリ「v flower」として2014年5月9日に登場した日本語歌声ライブラリです。初期版はヤマハが関わり、Gynoidとの協力によって展開されました。その後、2015年7月16日にGynoidからVOCALOID4 Library「v4 flower」が発売され、現在のボカロシーンでよく語られるflowerの印象は、このV4版以降のイメージと強く結びついています。音声提供者は公表されていません。
flowerの大きな特徴は、最初から「ロック向き」の声として設計・紹介されてきたことです。v4 flowerでは、得意ジャンルはロック、言語は日本語、推奨音域はF#2〜F4、推奨テンポは80〜200BPMと案内されており、ギターサウンドが前に出る曲でも埋もれにくい声を目指したライブラリとして位置付けられています。少年のように伸びる中〜高音域と、憂いのある低音域を持つ中性的な声質が特徴で、VOCALOID4のグロウル機能にも対応しました。
■ 代表曲で作られたflowerらしさ
flowerは、2010年代後半以降のボカロ曲で非常に強い存在感を持つ音源です。代表的な使用例としては、バルーンの「シャルル」、ぬゆりの「フィクサー」「フラジール」、煮ル果実の「トラフィック・ジャム」、てにをはの「ヴィラン」、柊キライの「ボッカデラベリタ」、Chinozoの「グッバイ宣言」などが挙げられます。いずれも、低めの語り口からサビで鋭く上がる旋律、歯切れのよい発音、やや影のあるキャラクター性が目立つ楽曲です。
特に「シャルル」は、flowerの知名度を大きく押し上げた楽曲の一つです。バルーン自身によるセルフカバーや多数の歌ってみた動画も広がり、flower曲が人間の歌唱へ移っていく流れを象徴する作品になりました。「グッバイ宣言」はYouTube世代のボカロ曲として非常に大きく広がり、短いフレーズの強さ、テンポ感、サビの跳躍がflowerの鋭い声と結びついています。
■ キャラクターと派生展開
flowerはキャラクターとしても独自の立ち位置を持っています。寡黙で中性的な雰囲気を持つビジュアル、紫系を基調にした印象、ロック寄りの世界観が、初音ミクや鏡音リン・レンのような明るいポップイメージとは異なる方向性を作りました。v4 flower関連では、イラストやMMDモデル、ボイス素材なども展開され、歌声だけでなくキャラクターとしての二次創作も行われています。
また、flowerにはVOCALOID3版、VOCALOID4版のほか、トーク系のGynoid Talk flower、CeVIO AI系のCi flower、VoiSona版など、後続の展開があります。ただし、ボカロ曲として広く認知されている「v flower」は、主にVOCALOID版、特にv4 flowerを指して語られることが多いです。
■ カラオケキー検索での見方
flower曲は、歌ってみた文化との相性が非常に高い音源です。理由は、代表曲に「シャルル」「ヴィラン」「ボッカデラベリタ」「グッバイ宣言」のように、歌い手によるカバーが多い曲が集中しているためです。曲調としては、暗めのロック、疾走感のあるポップロック、低音の語りから高音サビへ進む構成が多く、人間が歌うときには原曲キーのままだとサビやラストで高く感じる曲が少なくありません。
男性歌い手は低めに、女性歌い手は原曲キーまたは少し下げて歌う例が見られやすく、同じflower曲でもカバーごとのキー差が比較しやすい傾向があります。flowerは単なる「ボカロの声」ではなく、2010年代後半以降の歌ってみた定番曲を多く生んだ、ロック系ボカロ曲の中心的な音声ライブラリとして見ると理解しやすい存在です。
flowerの楽曲情報
flowerに関連する楽曲情報をまとめたページです。このページでは、flowerがカバーしている曲や、原曲として関わっている曲を確認できます。曲ごとのキー差を見比べることで、どのような高さで歌われていることが多いかを考える参考として使いやすいページです。
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掲載カバーが多い歌い手 TOP20
当サイトに掲載しているカバー動画数が多い歌い手を表示しています。よくカバー動画を投稿している歌い手や、キー差を比較しやすいアーティストを探すときの参考にできます。
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